「年のせい」と勘違いしないこと

脳卒中の発作は「前ぶれもなく突然起こる」と考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、脳梗塞の場合、本格的な発作の前に「一過性脳虚血発作(TIA)」が起こることがよくあります。

 

また、脳出血では、脳梗塞より前ぶれが起きることが少ないですが、頭痛やめまい、左右どちらかの手足のマヒ、しびれ、嘔吐などの症状が現れることがあります。梗塞や出血が起きる場所によって、障害(症状)の現れ方が異なります。もし、次のような症状が現れたら、十分に注意してください。

物忘れ

物忘れというと、加齢のため、あるいは認知症の前ぶれと思われがちですが、脳の中の記憶を司る分野に障害が起こると、物忘れが激しくなります。急に物忘れを頻発するようになったら要注意です。

しびれ

脳卒中の前ぶれにには、触覚や痛覚の以上(感覚障害)が少なくありません。具体的には、ジンジン、ビリビリといったしびれや感覚の鈍さなどの症状が、多くの場合、体の片側に生じます。

頭痛

脳出血や、くも膜下出血の場合は、激しい頭痛が起こることが珍しくありません。脳梗塞の場合は、頭痛というよりスッキリしない頭痛間を感じることが多いようです。

めまい

めまいといっても色々なタイプががありますが、脳卒中のときに起こりやすいのは、グルグルと目が回るような回転性のめまいです。その多くは、めまいのほかに、頭痛や嘔吐、しびれなどの症状を伴ってます。

二重視

視界の異常も脳卒中の大きなサインです。小脳や脳幹部が障害を受けると、物が二重に見える二重視や、眼球が上下あるいは左右に小刻みに動く眼振が起きたりします。

つまづき

脳卒中の前ぶれで現れる代表的なものに、運動障害があります。大脳にある運動中枢から出ている神経は、手足につながってます。その間のどこかに問題が生じると、運動障害が現れます。片手だけ、片足だけというように、障害を受けた脳の部位によって現れ方は違います。

 

具体的には「動作が鈍くなる」「力が入らない」『足がもつれてつまずく」「まっすぐ歩けない」などです(このほか、ボタンがかけられない、言葉が出てこないなど手や口などに現れる前ぶれについては次の記事で詳しく説明します。

 

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脳梗塞の早期発見率を6倍に高めた米国式診断法「FAST]

4時間30分以内に病院に行けるかがカギ

脳梗塞を発症したとき、治療を早く受ければ命を取り留めたり、後遺症を軽くすませたりすることが期待できます。その治療の一つとして、現在、最も有効とされているのが「t-PA」治療です。

4時間30分以内にt-PA(アルテブラーゼ)という薬剤を投与する治療法で、血栓を溶かして途絶えた血流を再開させることができます。発症後すぐなら脳細胞の壊死を防げるので、後遺症も軽く出来ます。t-PAが使えない場合の治療は、カテーテル(細い管)の先から細いワイヤーを伸ばして血栓を絡め取る「カテーテル治療」があります。これも、発症後8時間以内なら治療が可能です。

 

いずれもにしても、発症から一刻を争う治療法であることには違いありません。脳梗塞の場合、患者さんの家族や知人などが「発作かも」と思ったとしても、つい、ようすを見てしまって救急車を呼ぶのが遅れるとことが多いものです。

 

そこで有効なのが脳梗塞かどうかを誰でも見分けられる「FAST]という方法です。FASTとはFace(顔)Arm(腕)、Speech(言葉)、Time(時間)の頭文字を並べたもので、脳梗塞の極型形な症状が現れやすい顔・腕・言葉(口)とともに、時間が非常に大切なことも表しています。

米国の救急救命士が現場で脳梗塞かどうかを判断するために使っているもので、早期発見に大きな貢献をしています。

 

実際、イギリスでFAST啓発キャンペーンを行ったところ、それまで年間で葯2000人だったt-PA使用者数が、葯1万3000人に急増したといいます。それだけ早期に発作を発見できたことになり、その数は6倍以上にということになります。

 

それでは、FASTの内容を具体的に紹介しましょう。FASTは、症状が出た人に次のことをやってもらい、家族や同僚などまわりの人がチェックします。

Face(顔)

笑ってもらって、顔がゆがまない、左右どちらかに引きつらないかを見る。顔の片側がゆがめば脳梗塞の疑い。

Arm(腕)

手のひらを上に向け、両腕を前に伸ばす。五つ数える間に片腕が下がらないかを見る。片腕が下がれば脳梗塞の疑い。

Speech(言葉)

「今日はいい天気です」などと短い文章を話してもらう。言葉が出ない、ろれつが回らない、意味不明なことをいうようであれば脳梗塞の疑い。

Time(時間)

右の3つのうち、ひとつでも当てはまれる症状があれば、即座に救急車を呼ぶ

 

夢21誌引用【栗原 毅先生談】

管理人も、もう少しで高齢者ですからこうゆう記事がきになります。しかし、若い方は気にもならないでしょうが覚えておいて、家族や知人などの緊急事態に備えてはいかがでしょうか。

 

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