リハビリ法

Q23磁気療法を受ける場合、どこの病院に行けばいいのですか?

現在、「磁気療法(正式には軽頭蓋磁気刺激法)」は、一部の医療機関でしか実施されていません。また、この治療を希望しても医療機関によってさまざま条件があり、費用も異なります(保険適用外)。くわしくは、表の病院にお問い合わせください。

Q24自宅でも出来て効果も高いリハビリ法【ミラーセラピー】があるそうですが?

ミラーセラピー(鏡療法)は、脳梗塞など脳卒中によるマヒの改善が期待できる画期的なリハビリ(機能回復訓練)法です。体の右側または左側の手や指などに起こった片マヒは発症後3ヶ月以上たつと回復が難しくなりますが、そうした慢性期の片マヒにも、ミラーセラピーは効果を発揮します。

 

ミラーセラピーは、中央に鏡を仕込んだミラーボックスに両手を入れて行います。そして健康な側の手を鏡に映しながら動かすと、実際には動かしていないマヒした側の手が動いてるように見えます。つまり、脳に錯覚を起こさせて、マヒした手の運動機能の回復を促すのです。

 

山口三千夫院長は、ミラーセラピーを始めたのは、今から14年前のこと。当初は研究目的で行っていましたが、片マヒを起こした手の動きの改善に顕著な改善が認められたことから、入院や外来の患者さんのリハビリにも取り入れました。

 

実際、ミラーセラピーの効果は、これまでに行った研究で明らかになっています。片マヒが残った急性期の患者さんを2群に分け、片方の群にはミラーセラピーを、もう片方の群には従来のリハビリを行ってもらい、リハビリ開始時と4週間後に24点満点で運動機能を評価しました。

 

その結果、従来のリハビリの群は平均4点から5点に回復しただけでしたが、ミラーセラピーの群は平均5点から12点に急回復したのです。さらに慢性期の患者さんにミラーセラピーを行ってもらった研究でも、ある程度の機能回復が認められています。

 

ミラーセラピーは専用のミラーボックスを作れば(図参照)、自宅でも実行できます。試してみてください。

 

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Q25ミラーセラピーの自宅でのやり方について教えてください。

ミラーセラピーは、ミラーボックスを手作りすれば、病院に通わなくても自宅で実行出来ます。やり方は、図を参照してください。ここでは、コツや注意点を説明します。

 

ミラーセラピーは、脳が活発に働く日中に1回当り15~20分、週5回程度(毎日行うのがベスト)のペースで行いましょう。なるべく意識を集中さ、鏡に映った手や指の動きを凝視します。そして「マヒした手が動いてる」と脳に錯覚させることが重要なポイントになります。

 

手や指の動きを一つ一つ確認しながら、ゆっくり行うことも重要。健康な側の手をゆっくり動かすことで、マヒした手が、この動きについていきやすなるのです。

 

ミラーセラピーを続けることで、手首から先の動きの改善が期待できます。実際、6割の患者さんに効果が認められており、QOL(生活の質)も向上します。効果には個人差がありますが、少しずつでも手の動きがよくなれば大きな励みになるでしょう。

 

【夢21誌引用 出江紳一教授談】

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