慢性硬膜下血腫の緊急手術を受けてきた^^;

硬膜硬膜下血腫の病状

○ 脳の表面に多量の血液の混じった液体(血腫)が貯蔵しています。通常は頭部外傷
の1~3ヶ月後に発症してくる言われています。
○ この疾患の治療は手術です。
局所、整脈麻酔下に血腫を除く手術(穿頭硬膜下血腫ドレナージ術)を行えば症状が改善する可能性が高いです。

穿頭硬膜下血腫ドレナージ術

血腫が貯まっている部分の骨を開けて(穿頭)硬膜を切開し血腫皮膜を確認し血腫腔に管を入れていきます。一晩かけて血腫を体外に排出し脳の減圧を計ります。

元々の生活動作に問題がある方や、認知症がある方は回復が悪かったり、状態が悪化したりします。これは、新たな病気によりこれまでの病気や生活能力が低下して回復できないためです。

 

○ 手術の合併症(危険性)として

① 術中、術後出血:手術操作を加えた部分からの出血以外に脳内環境の変化によって手術と無関係な部位(脳内)に出血を来すことがあります、場合によっては手足の麻痺、意識障害などの障害を残します。血圧のコントロールを厳密にします。

② 感染:傷、脳の表面に感染することもあります。感染が起こらないような慎重な手術操作を行いますが、それでも感染が起こってしまった場合には早期発見に努め、適切な治療を行います。

③ けいれん発作:脳への圧力が急に開放されることによってけいれん発作が起こることがあります。抗痙攣剤の使用などにより対処します。

④ チューブのトラブル:チューブが詰まってしまったり、誤って抜かれてしまうと血種をうまく排出できないため再手術が必要になります。

⑤ 血腫がたくさんの部屋に分かれてしまい、一つの部屋にチューブをいれてもうまく血腫が出ない。

などがあります。

○ また、うまく血腫が排出されても、再度血腫が貯まってしまい病状を出してしまう事があります(10人手術すると1~2くらい)。その場合には再手術が必要です。そのため退院しても定期的に頭部CTをチエックしてもらう必要があります(開業の脳外科や神経内科の先生が良いでしょう。)

○ 術後経過が良ければ10日程度で退院可能です。

○ 管理人の場合、急性増悪を来たし、急激にが悪意識化しております。

通常よりも、意識障害や麻痺などの後遺症が残存する可能性、死亡する可能性が高いです。

救命目的のため、緊急で手術を施工いたします。

 


5月28日退院してまいりました(^^)

生きて、ブログを書いてます。

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