広島大開発 携帯型、実用化期す

広島大のチームは、微弱電波を使う携帯型の乳がん検診装置を開発した。従来のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)と比べ検査時の痛みや被ばくリスクがなく、操作も簡単。

 

研究段階のため実用化のめどは立ってないが、開発に携わった吉川公麿特任教授は「乳がん検診が身近になり、検診率の向上につながれば」と話している。

 

装置は約20㌢四方で重さは約2キロ。乳房に電波を当てると、乳がん組織と他の部分で反射率が違うことを利用して腫瘍を見つける仕組み。あおむけに寝た状態で装置を患者の乳房にかぶせ、約10分間電波を当てる。

 

現状では腫瘍ががんか良性かその場で判別出来ないため、実用化を目指し医療機器メーカーと共同開発を進める。既存の検診装置より小型で持ち運べるため、へき地の診療所などでの活用も想定している。管理人は男性なんで解りませんが、親戚が乳がんで亡くなっていますから。ぜひ、実用化めざして頑張って頂きたいものです。

 

マンモグラフィー(乳房エックス線撮影検査)と聞いて、顔をしかめる女性は少なくないのではないか。乳房にしこりや皮膚のひきつれが見つかった時に、がんかどうかを調べる検査で、女性の健康を守る強い味方なのだが、課題はその痛さ。検査装置で胸部を撮影する際、乳房を引っ張って押しつぶす姿勢になるため、「脂汗をかきながら歯を食いしばらないと、とても耐えられない」との感想を持つ人も多いと思います。

 

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LINE活用で妊婦に席譲る

東京メトロ、実証実験

無料アプリのLINE(ライン)を活用し、電車内で座りたい妊婦と、席を譲ってくれる乗客を仲介する実証実験が、東京メトロ銀座線で行われている。東京メトロ、システム開発を手掛ける大日本印刷、ラインの3社が実施。

 

妊婦が座りたい場合、まずラインを通じて乗客にメッーセージを送る。乗客は座っている場所を返信して知らせ、近づいてきた妊婦に席を譲る仕組みだ。メッセージは、ラインであらかじめ専用のアカウントに「友だち登録」をして「サポーター」になった人のうち、送信した妊婦の近くにいる乗客だけに届く。

 

11~15日の1日8本の電車の最後尾車両が対象。やりとりがスムーズにできるのか、実際にどの程度妊婦の着席に活用されるかを検証する。将来的には、妊婦が付けているマタニティマークのタグなどに信号を発する機械を内臓してボタンを押すだけでメッセージを送れるようにすることを目指す。

 

大日本印刷の担当者は「実用化を勧め、妊婦だけでなくお年寄りや体が不自由な人にも活用できるシステムを作りたい」と話してます。

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