マレーシア発 環境学ぶ機会
どちらも大きく強うそうだが、もし戦ったらどうなるんだろう?
子どもが抱くそんな素朴な疑問に答える漫画シリーズ「どっちが強い!?」(KADOKAWA)が人気です。
マレーシア発の漫画で、アジア圏ではトータル115万部のヒット。
日本語版は昨年から発売が始まり、7冊が刊行、35万部を突破した。
「現代の子供たちはゲームなどで日常定期に刺激的なキャラクターに出会っている。その中で、危険生物への関心も高まっていると思います」と、宣伝のために来日した編集長スライウムさん語る。
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子どもの疑問に回答
シリーズでは、人種も出自も異なる個性的な子どもで作る「Xベンチャー調査隊」が世界各地を探検し、いろいろな動物を徹底調査。強い動物が真っ向からぶつかりあう対決シーンだけではなく、登場する生き物の特徴をイラスト付きで多角的に分析する「動物百科事典」も収録した。
「子どもたちが自然と興味を持つようにときどき笑える場面も加味して、読みながら笑いながら学べるように工夫しました」。美しい自然写真で知られる米誌ナショナル・ジオグラフィックも参考にしたという。
政策チームのレッドコードさんは「子どもが直感的に親しめるキャラクターやテンポの早いストーリー展開には、日本の漫画から受けた影響が反映されています」と話す。シーリーズはオールカラーで、動物のの対決シーンは、迫力とシアルな体の動きを追求したという。
国際的な環境問題である乱獲や密漁の話題も登場。「子どものころからそれらの問題に関心を持ってほしい。危険でどう猛な生物も、人類と共生す多様な生き物の一つと捉えてほしいです」とレッドコードさん。
調査隊の子供たちもそれぞれにには特徴あり、さまざまな試練を乗り越え次第に動物を守ることが自分たちの使命とと感じるようになっていく。スクライムさんは「読者も調査隊の一員になり、動物を守るという意識を身に着けて一緒に成長してくるとうれしいです」と語る。
シリーズ監修者の水族館プロデユーサー新野大さんは「動物の生態を知り、早くから環境問題や生物多様性について学ぶ意義は大きい」と話している。
岩手日報紙より。
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