北海道

名字のベースは東北

道民の大多数は本州などのからの移民です、東北、北陸、四国からが多く

名字構成もそのエリアに似ています。

他えば、”さいとう”は東北と関東では斎藤、北陸以西は斉藤が多いです。

北海道には東北出身の斎藤さん、北陸・四国出身の斎藤さんがランクイン。

両方の”さいとう”が上位に入る都道府県は珍しいです。

青森県

工藤が1位のレア県

青森で一番多い名字は工藤。

東北や大分にに多い名字ですが、工藤が1位の県は青森県だけです。

県トップ50に対馬、今、福士、小山内、神、一戸、長内などが入ってます。

また青森は”日本一、木村さんが多い県”、木村は全国に分布している名字で

青森では4位ですが、人口比で見ると県民の1.8%、これは他県の木村とは

比べものにならない高さです。

岩手県

佐藤、佐々木、高橋がダントツ

岩手は佐藤、佐々木、高橋がダントツのトップ3、県3位の高橋でも県民の4.6%

を占めるほど。県9位に及川がランクインしているのも独特です。

19位の小原は岩手ではほぼすべて”おばら”と読み、20位の千田も西日本では”せんだ”

と読むのが主流だが、岩手では99%以上が”ちだ”。さらに岩手らしい名字には、

岩淵、新沼、昆、昆野、古館、久慈などです。

宮城県

中庄司が仙台に集

宮城のランキングは佐藤、高橋、鈴木、佐々木、阿部の順で、曲型的東北の名字分布といえます。

仙台には、東北各地から人が集まっているため、県上位に”宮城だけに多い”ものは見られません。

いかにも宮城らしい名字は県29位の庄司。特に仙台市に集中しています。

さらに赤間、遊佐(ゆさ)、若生(わこう)、石森、三塚なども。珍しい名字としては、

得可主(えびす)、金須(きす)、角力(すもう)、山、百足(むかで)、留守(るす)など。

余談ですが、留守さんは慣れないと大変そうです。

秋田県

なんと13人に2人が佐藤

県1位の佐藤は、県民の約8%、つまり、約13人に1人が佐藤なのです。

2位の高橋、3位の佐々木も県民の4%超え、特定の名字への集中度が高いです。

さらに伊藤、鈴木、斎藤、三浦、加藤、阿部、工藤、菅原、畠山までトップ12で、

県全体の3割強、つまり秋田では、3人1人がいづれかの名字です。

秋田らしい名字としては、進藤、加賀谷、児玉、船木、嵯峨、東海林などです。

山形県

全国2位の佐藤さん

県民の7%が佐藤さん。

山形は、秋田に次いで佐藤が多いです、県2位の高橋、3位の鈴木、4位の斎藤さんまで、

すべて県人口の3%を超えてます。県13位の武田、15位の奥山は特に珍しい名字ではないが

県単位で見た場合はかなり多い。山形らしい名字としては大腸、梅津、大沼、小関、森谷、

安孫子、星川、笹原などです。また、山形には悪七、悪原など”悪”で始まる名字もあります。

福島県

佐藤、鈴木、渡辺がダントツ

県トップ3の佐藤、鈴木、渡辺がズバ抜けて多いです、県トップ10に遠藤(5位)が入ってる

のは福島だけです。福島の特徴的な名字は、検索ツール8位の菅野。”かんの”すがの”すげの”

と読めますが、福島では9割以上が”かんの”です。中通りでは紺野、熊田、国分が目立ち、

浜通りでは小野や草野、会津では星が圧倒的に多いです。珍しい名字には熊耳(くまがみ)

鉄(くろがね)、過足(よぎあし)、割柏(わりかし)などです。

茨木県

北関東の標準パターン

茨木の1位は鈴木、そして佐藤、小林、渡部と続きます。

北関東の標準的なパターンです、県8位には根本、17位に関、20位に野口がランクインする

のが特徴で、いずれも珍しい名字ではないが、県で上位に入るのはレア。

茨木独特の名字と言えるのは、38位の倉持、さらに小松座、飛田、染谷、菅谷、寺門なども。

珍しい名字として結解(けっけ)、結束(けっそく)、青天目(なまだめ)などです。

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栃木県

四十八願さんはココに

県トップ3は鈴木、渡辺、斎藤。栃木らしい名字は県13位の手塚。ルーツは長野県上田市の

地名で、木曽義仲の家臣・手塚太郎光盛の子孫という家も多い。そして15位に阿久津。

北関東では窪地のことを”あくつ”といいます。圧倒的に阿久津と書く家が多いが、中には

堆、圷と各家もあります。増渕、神山、室井、薄井、君島なども栃木らしい名字だそうです。

さらに、難読性の高さで有名な四十八願(よいなら)です。

群馬県

茂木がいっぱい

県1位の名字は高橋、県4位に新井が入ってるのは独特です。そして、群馬を代表する名字は

茂木。”もてぎ”と読む茂木が39位、”もぎ”と読む茂木が49位と県内トップ50に両方入ってます。

さらに、小暮、塚越、生方、真下、羽鳥なども群馬独特の名字です。

八月一日(はづみ)は、旧暦の8月1日に稲の穂を摘んだことに由来してます。

さらに珍しい名字に七五三木(しめぎ)、女屋(おなや)、千明(ちぎら)などです。

埼玉県

南は東京、北は群馬

県ランキングは鈴木、高橋、佐藤の順です。東京のベッドタウンとして人口が急増した埼玉は、

ランキング上位に特徴的な名字はないです。県トップ50の中では新井、関根、栗原、関口、福島

などが特徴的です。また、浅見は埼玉独特の名字です。さいたま市には左衛門三郎という漢字

5文字の最長名字があります。珍しい名字には歩行田(かちた)、食堂(じきどう)、舎利弗(

とどろき)、年代(ねんだい)などもあります。

千葉県

千葉は千葉から全国へ

千葉のトップ50にも特徴的な名字は見られません。千葉らしい名字は、県72位の加瀬。

全国の6割が千葉在住です。さらに宮内、鶴岡、推名、石毛、越川、香取なども特徴的です。

絶対外せない名字は、県名でもある千葉。都道府県と同じ名字は、その県がルーツとは限ら

ないんですが、千葉は千葉市から全国に広がりました。珍しい名字には生城山(ふきの)、

花壇(かだん)、霊園(れいえん)、老後などです。

東京都

23区は鈴木、都下は佐藤

東京では、佐藤を抑えて、鈴木が1位です。都内の分布をみると、23区では鈴木が多く、

八王子市や町田市などの市部では佐藤が多いです。もともと江戸とその周辺は鈴木が

多かったものの、戦後地方から人が流入したことで、佐藤率が高まったと考えられます。

東京ならではの名字としては相原、大井、品川、立川、豊島、目黒、牛込などです。

また原島は、東京最西端の奥多摩町に集中しています。

神奈川県

石渡の7人に1人が横須賀

神奈川のトップ5は鈴木、佐藤、高橋、渡辺、小林です。実は、東京とまったく同じ並びなのです。

県トップ50までに、神奈川らしい名字は見当たりません。県55位の小泉は東京では100位以下です。

神奈川独特の名字としては石渡。”いしわた”いしわたり”と読み、全国の石渡の7人1人は横須賀市

在住です。珍しい名字には一寸木(ますぎ)、梅干野(ほやの)、若命(わかめ)などです。

新潟県

斉藤と斎藤の境目

県トップ3は佐藤、渡辺、小林の順です。そsて6位に斉藤、30位に斎藤と、2つ2つの”さいとう”

がランクインしています。新潟&長野より西は”斉藤”、それより東は”斎藤”が多く、新潟はその

境目といえます。新潟を代表する名字は、県7位の長谷川や10位の五十嵐です。ただ、新潟には

”いからし”と濁らない人もたくさんいます。熊倉、風間、皆川、笹川なども新潟らしい名字です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

長くなりましたので、富山県から南は次のブログにします。

 

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