秋冬花パート4
キク
キク科/耐寒性多年草【別名】イエギク(家菊)鑑賞ギク【花ことば】高貴、清浄
原産地:中国
花期:9~10月 出回り時期:周年
用途:鉢植え、庭植え、切り花
特徴:秋を彩る花の代表。栽培されるキクの品種は和ギク洋ギクに大別され、和ギクは主に切り花と観賞ギクに分けられる。伝統的な観賞ギクをさまざまは仕立て方で育てるには専門の知識が必要だが、ポットマムなど欧米で改良された洋ギクは開花株が出回るので、誰でも手軽に楽しめる。
管理:洋ギクは多少咲き始めたものを選び、日当たりのよい戸外で雨や強い風に当てないようにするが、開花した鉢は半日陰に置いたほうが花もちがよい。室内で楽しむときは、戸外で日に当て開花させてから取り込む。鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりする。
クリスマスローズ
キンボウゲ科/耐寒性多年草【別名】ヘレボルス、レンテンローズ【花ことば】スキャンダル
原産地:ヨーロッパ中部・南部、西アジア
花期:12~4月 出回り時期:12~4月
用途:鉢植え、庭植え、切り花
特徴:クリスマスローズとは、冬から早春にかけて雪の中からでも清楚な白い花を咲かせるヘレボルス・ニゲルに付けられた英名だが、現在この名で店頭に並ぶ大半はオリエンタリスやその交配種で、英名はレンテンローズという。レンテンローズは草丈が25~40cmと大きく、5弁花を数輪うつむき気味につける。キリスト教の四旬節(レント)から名付けらたように2月下旬~4月に花が咲く。
管理:冬は寒風と霜にあてないようにすると花の傷みが少ない。暑さに弱いので夏は風通しのよい半日陰に置き、夕方涼しくなってから水やりする。
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ゲッキツ
ミカン科/非耐寒性常緑低木化~小高木【別名】シルクジャスミン
原産地:熱帯アジア
花期:6~9月 出回り時期:周年
特徴:甘い香りの白い花が次々と咲き、花が終わると実を結び、秋に赤く熟すので長い間楽しめる。葉に光沢があるのでシルクジャスミンとも呼ばれる。枝や葉がよく茂るので、熱帯地方では生け垣に利用されている。
管理:日に当てるとよく開花するが、寒さに弱いので冬は室内の明るい窓辺に置き、5~8℃以上に保つ。暖かくなったら戸外の日当たりのよい場所か半日陰に移す。乾燥には強いが加湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてからたっぷり水やりする。
コーレア
ミカン科/半耐寒~耐寒性常緑低木【別名】タスマニアンベル、オーストラリアンフクシア
原産地:オーストラリア、タスマニア
花期:1~3月 出回り時期:9~10月
用途:鉢植え
特徴:赤や黃、オレンジなどの花色もあるが、日本で主に出回ってるいるのはピンク色の品種。葉のわきからたれ下がってつく花は筒形で、先が4裂して8本の雄しべが突出する。葉の表面は緑色だが、裏面はには白色の短毛が生えて灰緑色に見える。
管理:冬は暖地以外では室内の日当たりのよい窓辺に置き、開花中は水を切らさないように注意する。高温や蒸れに弱いので、梅雨期は雨のかからない軒下やベランダに置き、夏は涼しい半日陰に置くか寒冷紗で日よけをする。鉢土の表面が乾いてから水を与える。