膝上30~35センチのスカート丈は大丈夫か!

7月15日 アメリカLPGAが選手着用ウェアに関する規定を設け、違反すれば罰金を課すということが報じた。

LPGAはスカートの丈に関しては「ボトムエリアが隠れる範囲のもの」

この規定に基づけば日本は膝上30センチ、韓国では「膝上35センチのミニスカ」とされるアン・シネのスカート丈は引っかかってもおかしくはないからだ。

しかし、アン・シネの見解は異なる。ラウンド後に話を聞くと、笑顔を浮かべなからこう話すのだった。

「私ですか? 私のスカート丈はそんなに短くはありませんよ(笑)」

いきなり冗談から始めるのはさすがだった。日本から取材に来たことを歓迎してくれたようで、

「規制に対する見解についてもう少し詳しく知りたい」と尋ねると、間髪入れずに言うのだった。

「私は肯定的に受け止めています。私たちプロゴルファーは、ファンやギャラリーに“見られる立場”ですが、見る人たちに不快感などを与えるのは本意ではありません。ゴルフというスポーツのトラディショナル(伝統的)な部分を守るために、ある程度の規制は必要だと思います」といいますが。

それはそうなんですが、トラディッショナル部分を守ったら、そうとう変えなくてはならないのでは無いでしょうか(笑)

規制は必要であるという見解は日本でも発していたので、ある程度、予想できた答だったが、興味深かったのは、「ゴルフというスポーツのトラディショナルな部分は守るべき」と強調したことである。

自由で華やかな外見ゆえに、一見すると「伝統」や「格式」には縛られないイメージがあるアン・シネだが、実は慎ましやかで奥ゆかしい。

今ではミニスカートがトレードマークとなっているが、もともとはスラックスなども好んでいた選手でもあるのだ。

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服装規制を単なる“ミニスカ規制”とも考えていない

「テクノロジーが発達した昨今ですが、ゴルフというスポーツは伝統を重んじる良さがあると思うんです。例えば今は電動カートもあるし、瞬時にカップの距離まで測れるレーザー距離計測機もある。スコアも電算できるでしょう。

それでも、私たちプロゴルファーが今でもフェアウェイを歩き、ヤーテージブックを活用し、スコアカードに直接記すのは、そこにゴルフというスポーツが守ってきた“トラディショナル”があるからです。

服装も同じで、単に機能性やデザイン性だけを追求すれば良いというものではありません。ゴルフが歩んできた歴史から逸脱しない範囲で、個々が自分に合ったウェアを着用すべきだと思います」とアン・シネの持論を展開しました。

7月27日から始まっている女子プロゴルフの国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」。今年から4日間競技になり、賞金総額も大幅にアップした今大会には、“韓国女子ゴルフ界のセクシークイーン”こと、アン・シネも出場してます。

今季、日本で“セクシー旋風”を巻き起こしているアン・シネにとっては2週間ぶりの日本ツアー復帰です。

「大東建託・いい部屋ネットレディス」でアン・シネは、どんな姿を見せてくれるでしょうね。

では。

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