食中毒は、気温の高い真夏がピークだと思いがち

ところが、9月~10月にかけて最も多く発生しています。

夏バテのせいで体力が低下していたり、ちょっと涼しくなったからといって油断してしまったり。

食欲の秋は、食中毒にも要注意!皆さんも気をつけてください。

 

厚生労働省が発表(平性29年)

の食中毒統計資料によると、年間の発生件数は合計1,014件で、月別見た場合、8月が99件なのに対して9月は114件、10月は102件と、真夏より秋口にピークを迎えていることがわかります。行楽シーズンなので野外で食事をする機会が増えるのというのこともありますが、9月~10月にかけては

① 夏の暑さで体力が落ちている

② 気温の変化がしやすいため、体調を崩しやすい上、衛生管理の気も緩みがち

③ 細菌の増殖が最も活発になる気温20℃~40℃が毎日続くなど、食中毒になりやすい条件が1年のうちで最も揃っているといえます。

 

食中毒とは?

細菌やウイルスが付着した食品や、自然毒を持った食品(フグやキノコ、貝類など)を食べることによって、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などを起こすことを言います。秋に多く見られるのは、下記のような細菌によるものです。

食中毒の主な原因菌

🍄カンピロバクター

鳥や豚、牛など多くの動物が保有しており、ごく少量の菌でも食中毒を引き起こすします。

🍄サルモネラ菌

食肉や生卵が主な原因ですが、犬や猫などのペットから感染することもあります。

🍄ウェルシュ菌

100℃で煮ても死滅せず、カレーやシチューなど煮込み料理の作り置きが原因となる場合が多く見られます。

🍄腸炎ビブリオ

生魚や貝類が主な原因です。調理後の包丁やまな板、手指を介して他の食品が汚染されることもあります。

 


食中毒予防の三原則

「つけない」「増やさない」「やっつける」

つけない よく洗う、密閉する

人の手にはさまざまな細菌が付着しています。調理や食事の前には手を十分に洗い、調理道具もしっかり洗浄してください。また、そのまま食べる食材と加熱が必要な食材は近くに置かないようにして、使い残した分は他の食品に菌が付かないよう、容器やラップを使って密閉保存しましょう。

増やさない 低温で保存する

細菌の増殖は、10℃以下になるとスピードが鈍り、-15℃以下ではストップします。つまり、細菌を増やさないためには低温保存が大切。生鮮食品や調理後のお料理は、常温に長期間放置せず、なるべく早く冷蔵庫入れましょう。

やっつける しっかり加熱する

ほとんどの細菌には加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜などもしっかり火を通せば安心。食品の中心部を75℃で1分間以上加熱するようにしましょう。温めなおしのときも十分に加熱してください。

 

まとめ

今年は、キノコが全国的に採れてますが、十分お気をつけください。店頭に出てるのは安心かと思います。

 

CATCLUB 2018 №101 引用

 

 

 

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