懐かしの文字を外部変形手法で擬似線文字へ

Jw_cad for Windows(以降JWW)において、文字を外部変形の手法で、線で構成された図形に変換する物JW_CAD(DOS版)の疑似線文字相当の機能を実現出来ます。図形に変換するので、文字としての編集は出来なくなるし、見た目もかなり簡略されますが、下記のような場合には有効にな方法の一つです。縦書きも再現できます。

↓元図です

↓擬似線文字外部変形設定実行

↓擬似線文字外変完了

↓擬似線文字外部変形txtです

疑似線文字 for JWW Version 0.07 説明書

目  次

『1』 本ソフトの特徴
『2』 使用方法
『3』 変換内容に関する注意点
『4』 著作権及び使用条件その他

『1』 本ソフトの特徴

本ソフトは、Jw_cad for Windows(以降JWW)において、文字を外部変形の手法で、線で構成された図形に変換する物で、JW_CAD(DOS版)の疑似線文字相当の機能を実現出来ます。図形に変換するので、文字としての編集は出来なくなるし、見た目もかなり簡略されますが、下記のような場合には有効にな方法の一つです。縦書きも再現できます。

・ フォントを内蔵していないプロッタでの出力速度の改善
・ 2.5Dで形状の応じて文字も変形させたい場合。
・ 反転文字が必要な場合。
・ Delphiで開発されており、単独で作動するソフトなので、Gawk/Ruby等がインストールされていないシステムでも、すぐに動かす事が出来る。フォームに注意事項を記載していますので一度は目を通してください。

『2』 使用方法

1.ダウンロード後、解凍したファイルを「全て」 JWWのフォルダ(通常はc:\jww)、もしくは任意のフォルダにコピーします。使い勝手から言えば、c:\jwwフォルダの下に別の専用のサブフォルダを作って、そこにコピーするのも一つの方法です。拡張子 idx・datファイルはベクトルフォントデータですので、忘れずにコピーしてください。

2.外部変形コマンドで[GijisenW.bat]を選択。文字を変換する範囲を指定、確定後、表示されるフォームの[疑似線化]ボタンをクリックすれば変換を開始します。フォームの[キャンセル]ボタンをクリックすれば、で変換されずにJWWに制御が戻り、画面に「未実行」と表示されます。

3.標準では、元の文字のグループ・レイヤに疑似線が作成され、元の文字は削除されますが、オプション指定で、元の文字を残す事も、変換後の疑似線を指定グループ・レイヤに書き込む事も可能です。 変換後でも、図面を保存する前で有ればアンドゥで文字の状態に戻す事も可能です。一度保存すると、文字としての変更が出来なくなるので注意してください。

外部変形コマンドは、メニューからだと[その他(A)]→[外部変形(G)]で呼び出せます。

『3』 変換内容に関する注意点、その他 「注意事項」

・ 文字を疑似線に変換して保存すると文字に戻せなくなり文字としての編集が出来なくなります。

・ 後に文字を修正する可能性がある場合は元の文字を残して、疑似線を別の画層に書き込んで下さい

・ 文字を疑似線文字に変換すれば、データ量が膨大にふくれあがります。 データの運用にはそれも考慮してください。

・ 文字は添付のベクトルデータで変換するので、元の文字フォントが違っても変換される図形の形状は同一です。

・ 変換後のデータには曲線属性を与えているので、移動複写等は文字列ごとになります。

・ 分解すれば文字ごとの処理もできますが、その場合、文字を構成している線も全部バラバラになります。

均等割付および、全ての制御文字・特殊文字に対応しています。

【制御文字】
^! 太字(ずらした線で2度書き)
^/ イタリック
^_ アンダーライン
^- 消字ライン
^$1~9 文字色指定 (書込色指定時も、この指定を優先)
^# 標準の書体にする(^!^/^_^-を中断する。色は除外)
^* 制御文字を無効にして、制御文字を表示する
^^ 制御文字を復活させる

【特殊文字】
^u 上付き文字 (文字は50%のサイズに縮小、半角は縦のみ縮小)
^d 下付き文字 (    〃       )
^o 中心重ね文字(    〃       )
^w 中心重ね文字(    〃   、半角2文字用、JWW Ver3.1以降)
^c 中付き文字 (    〃       )
^b^B^n 重ね文字、^nで縦書き時に半角文字を横に並べる処理にも対応済み
^1~9 均等縮小

 

未対応事項

・ 埋め込み文字は全て未処理です。

フォントに関して

変換に使用しているベクトルフォントは独自に設計された物であり、作者より使用許諾を受けております。独自のソフト・外部変形で使用したいと思われる方がいらっしゃいましたら、連絡いただければ、データの仕様および私どもで作成したサンプルプログラム(Delphiのソース込み)も添付して送らせていただきます。ただし、フリーウェア・個人で使うソフトのみとし、商用ソフトでの使用は禁止とさせていただきます。別途、相談には応じます。

『4』 著作権及び使用条件その他

1.著作権

本ソフトはフリーウェアとして公開しています。本ソフト及び付属ドキュメントファイルの著作権は 古川 也寸志が所持しています。なお、JW_CAD・JWWはJiro Shimizu & Yoshifumi Tanaka氏が著作権を有するCADソフトウェアです。

2.免責事項

本ソフト使用して生じたいかなる損害も、一切補償いたしません。

3.再配布及び転載

ファイルに変更を加えない限り再配布及び転載に関しては特に制限は致しませんが書籍に載せるなどの場合は連絡をお願いします。ホームページはリンクフリーですが、リンクされる場合は連絡をいただけるとありがたいです。

4.開発及び動作確認環境

開発環境 : DOS/V自作機 CPU Pentium4 2.0GHz メモリー256Mbyte
: (OS)Windows2000 JWW Ver 2.51
開発言語 : Delphi 6 Professional
動作確認OS : Windows2000,WindowsXp Professional

5.バグフィックス

動作上、不備があった場合、連絡をいただければ出来る限りバグフィックスを行うように心がけますが、その際、支障がなければ対象となるJWWファイルも添付していただけると、より原因を調べやすくなるのでご協力をお願いいたします。

6.その他

圧縮ファイルは事前にウィルスチェックソフトでウィルスチェックを行っています。

7.変更履歴

version 0.07 (2003/ 5/15)
・JWW Ver3.1以降の特殊文字、半角2文字の中心重ね文字[^w]に対応
・デバッグ用の不要な、選択後の基準点を指示する処理を取り止め

version 0.06 (2002/12/11)
・ある特定条件デバッグ用に残ってた不要な表示ルーチンを除去

version 0.05 (2002/11/21)
・[書込み文字種変更]ダイアログによる斜体・太字にも対応
・斜体文字の傾斜角度を指定できる機能を追加

version 0.04 (2002/11/18)
・全ての制御文字・特殊文字に対応
・設定内容を保存できるようにした。(iniファイルに保存)
・変換速度の大幅な高速化
・一部の文字が変換できなかった問題を修正

version 0.03 (2002/11/ 2)
・線色指定機能が働いていなかった問題を修正。

version 0.02 (2002/11/ 1)
・疑似線文字変換後の色、線種を指定可能にする機能を追加
・フォントが変更してある文字列が変換できない問題を修正。

version 0.01 (2002/10/31)
・プログラム一般公開

疑似線文字 for JWW 作者 古川 也寸志 ( jwx@mail.ne.jp )

ホームページ http://www11.big.or.jp/~furukawa/jwx/
ミラー 〃  http://jwx.hp.infoseek.co.jp/

平成 15年 5月 15日


↑HPは閉鎖されてます。現在は、こちらでダウンロードできます

疑似線文字

まとめ

👩‍🏫懐かしで使うもよし、新たに使うもよし。おためしください。

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