中尊寺金色堂(チュウソンジコンジキドウ)ついて
中尊寺HPより引用

金色堂は中尊寺創建当初の姿を今に伝える建造物で1124年(天治元年)、奥州藤原氏初代清衡公によって上棟されました。数ある中尊寺の堂塔の中でもとりわけ意匠が凝らされ、極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした清衡公の切実な願いによって、往時の工芸技術が集約された御堂です。

 

内外に金箔の押された「皆金色」と称される金色堂の内陣部分は、はるか南洋の海からシルクロードを渡ってもたらされた夜光貝を用いた螺鈿細工。そして象牙や宝石によって飾られています。須弥檀の中心の阿弥陀如来は両脇に観音勢至菩薩、六体の地蔵菩薩、持国天、増長天を従えておられ、他に例のない仏像構成となっております。

この中尊寺を造営された初代清衡公をはじめとして、毛越寺を造営した二代基衡公、源義経を奥州に招きいれた三代秀衡公、そして四代泰衡公の亡骸は金色の棺に納められ、孔雀のあしらわれた須弥檀のなかに今も安置されております。

 

仏教美術の円熟期とも称される平安時代末期、東北地方の二度にわたる大きな戦いで家族をなくし、後にその東北地方を治めた清衡公が、戦いで亡くなってしまった全ての人々、そして故なくして死んでしまったすべての生き物の御魂を極楽浄土に導き、この地方に平和をもたらすべく建立した中尊寺の堂塔が古の栄華を今に伝えます。

 

年中行事

開催日 行事名 概要
1月1日 初詣 除夜の鐘と同時に初詣のため近郷近在はもちろん東北・関東からの参拝者でにぎわいます。
正月元日〜8日 修正会 元日から8日まで、正月に修する法要のことをいいます。
2月初旬 節分会 節分の豆撒き。招福の嘉例、立春大吉を迎える行事です。
5月1日〜5月5日 春の藤原まつり 期間中には、稚児行列をはじめとしてさまざまな催しが行われます。3日目の「源義経公東下り行列」は圧巻です。
6月第2日曜日 法華経一日頓写経 6万8千余字からなる法華経一部を1日の内に書写しあげるものです。
8月14日 薪能 老杉深々たる境内に建つ能舞台で、気迫のこもった至芸を堪能することができます。
8月16日 大文字送り火 お盆の16日、日が暮れて夜空と束稲山の稜線が一体となる頃、火が筆順に「大」の字をつくります。
10月20日~11月15日 菊まつり 紅葉の季節、境内には、大菊・懸涯・千輪咲きと丹精込めた菊の競演がはじまります。
11月1日~11月3日 秋の藤原まつり 稚児行列、郷土芸能、中尊寺能が美しい紅葉の下に繰りひろげられます。

中尊寺HPより引用

 

開催期間 拝観:3月1日~11月3日 8:30~17:00 拝観:11月4日~2月28日 8:30~16:30
交通アクセス 平泉駅から車で5分(参道入口から徒歩/15分)
料金 大人:大人:800円 金色堂・讃衡蔵
高校生:高校生:500円
中学生:中学生:300円
小学生:小学生:200円
問合せ先 0191-46-2211
ホームページ http://www.chusonji.or.jp/
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