秋冬のはな
アシダンテラ
アヤメ科/半耐寒性春植え球根【別名】ピーコックオーキッド
原産地:熱帯アフリカ~南アフリカ
花期:9月上~中旬
出回り時期:8~9月
用途:鉢植え、庭植え、切り花
特徴:グラジオラスに似た草姿で、長く伸ばした花茎に星型の涼しげな白い花を5~6輪咲かせる。花は花弁の先が尖り、基部に茶褐色の斑が入る。
上品な香りがあって切り花でも楽しめる。斑が紫紅色で花数の多い変種のビコロル・ミュリエールも栽培される。
管理:日当たりの良い場所に置き、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりする。花が終わり地上部が枯れたら球根を掘り上げて乾燥させ、冬は暖かい室内で貯蔵する。
アマゾンリリー
ヒガンバナ科/非耐寒性春植え球根【別名】ユーチャリス【花言葉】純心、気品
原産地:コロンビア(アンデス産地)
花期:不定期(9~10月、2~4月に多い)
出回り時期:春/切り花は周年
用途:鉢植え、切り花
特徴:ギボウシに似た大きな葉の間からスイセンのような花を下向きに咲かせるので、ギボウシズスイセンの名もある。上品で清楚な純白の花には芳香があり、ブライダルフラワーとしても人気。属名のユーチャリスは、ギリシシア語で「たいへん人目を引く」という意味で、白い花の美しさによる。
管理:直射日光が苦手なので春から秋は戸外の半日陰に置き、鉢土の表面が乾いたら水やりする。9月半ばを過ぎたら室内に入れ、暖かい場所で10℃以上に保つ。
アメシエラ
ラン科/着生ラン【別名】エイムジエラ
花期:冬~春 出回り時期:冬~春
用途:鉢植え
特徴:多肉質の葉の付け根から短い花茎を出し、花弁の丸い純白の花を2~3輪咲かせる。唇弁は3つに裂け、基部が細長い距になって下に伸びる。草丈3~6cmで、花が大きく美しいが香りはない。
管理:高温と多湿、半日陰を好む。植え込み材料の表面が乾いてきたら水やりをするが、水切れすると新芽の生育が止まったら、葉が落ちるので注意。春から秋は70~80%遮光し、冬は暖かい室内でレースのカーテン越しの日に当て、15℃以上に保つ。
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エピデンドルム
ラン科/着生らん【別名】エピデンドラム【花ことば】浄福
原産地:中央・南アメリカ
花期:9~2月 出回り時期:周年
用途:鉢植え、切り花
特徴:カトレア属の近縁種で次々と新品種が登場している。細い茎の先にピンクやオレンジ色などの小さな花を球状につけ長期間咲き続けるラジカンス系が、鉢植えや切り花として出回る。シンビジウムと同じぐらい寒さに強く、丈夫。
管理:開花中は室内の明るい日陰に置く。植え込み材料の表面が乾いてから、さらに2~3日まって水やりする。
エリカ
ツツジ科/半耐寒~耐寒性常緑低木【別名】ヒース【花ことば】孤独、謙遜
原産地:南アフリカ、ヨーローッパ
花期:11~6月 出回り時期:周年
用途:鉢植え、庭植え、切り花
特徴:高さ30cm~4m。種類や品種によって春咲き、夏秋咲き、冬咲き、不定期咲きがあり、ほぼ周年店頭にならぶ。最も一般的なジャノメエイカは、ピンクの壺型の花に黒い葯が印象的で、切り花や花壇でも楽しめる。ドウダンツツジに似た白い花のスズランエリカ、長い筒形の花を咲かせる”クリスマスパレード”などは鉢花として出回る。
管理:日光を好むので、冬は室内の日当たりのよい場所に置き、春から秋は日のよく当たる戸外におくが、夏は涼しい半日陰に移す。加湿を嫌うので、鉢土の表面が乾いてから水やりする。花が咲き終わったら、水はけのよい用土に植え替えると花つきがよくなる。
ほかは、別記事になりますm(__)m。